ー 私の心の栄養・にんにこの思い出 ー

 シンプルだけど美味しかった、おばあちゃんのおにぎり

 

戦時中に結婚し、若くして未亡人になったおばあちゃん、

戦争に出向き、帰らぬ夫との間の子供たちを育てるために、

一生懸命働きました。たくさん苦労しました。

 

おばあちゃんの握ってくれたおにぎりは、

不恰好で見目麗しくなかったけれど、

もう一回食べたいなあとよく思い出します。

 

 

握ってくれたおにぎりには、

『子供たちの末来が健康で豊かであってほしい』

こんな愛情が込められていたのではないかなと思うようになりました。

 

 

後悔先に立たずとはよく言ったもので、 

幼少時代は、おばあちゃんに優しくできない悪い子でした。

そんな風に思っています。 

 

 

亡き祖母の思いを確かめることなどもうできないと思っていました、

けれども、

祖母の子どもであるおばさんが

思い出話を聞かせてくれることがあります。

 

子らの幸せを願う私のおばあちゃんの生き方です。

 

以上、

おにぎりにまつわる私の思い出話でした。

 

 

ご縁があって、このようにご訪問くださったことに感謝申し上げます。

また同時に、あなたの周りのご縁ある方々にも感謝します。

 

おひとりおひとりに積み重ねてきた記憶があり、

記憶は時につらい気持ちを癒してくれることもあります。

そんな風に思います。

 

 あなたを思い誰かが作るお食事には、

『これからも健やかにいてほしい』

そんな願いが込められているのではないでしょうか、

私はそう信じています。

 

 

それから、

「いただきます」「ごちそうさまでした」と

ひとこと添えるお食事は、作った人への感謝の気持ちも表すことができ

きっと喜ばれます。そう信じています。